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Fashion Glossaryファッション用語集 / アイテム
インナー

インナー

インナーとは、衣服の内側に着用する肌着や重ね着用の服を指します。語源は英語の“inner(内側の)”に由来し、主にトップスやボトムス、アンダーウェア、インナーキャミソールやインナーパンツなど、肌に直接触れる層の衣類全般を含みます。近年では、防寒や着心地の向上だけでなく、ファッション性を兼ね備えたアイテムとしても注目されています。

デザインやディテールは用途によって異なり、保温性や吸湿速乾性、通気性を備えた機能素材が多用されています。冬用には発熱機能を備えたインナー、夏場には接触冷感やUVカット機能付きのアイテムなど、季節に応じた機能性が重視されます。シルエットは身体にフィットするものが多く、レースやシアー素材を取り入れたデザイン性の高いインナーも、ファッションとしてアウターとのレイヤードに活用されます。

着用シーンは日常生活のあらゆる場面に広がり、ビジネスウェアの下、カジュアルなスタイル、スポーツやアウトドア、就寝時のルームウェアまで多用途に対応します。また、見せるインナーとして、タンクトップや長袖インナーをレイヤードの一部として取り入れるスタイルも一般化しています。

本ページでは、「インナー」に関連する用語を50音順に掲載しておりますので、機能や用途、デザインの違いを知る際にぜひご活用ください。

あ行

アンダーウェア

アンダースコート

インナーシャツ

インナータンク

ウエストニッパー

Oバック

か行

ガーター

ガードル

キャミソール

クリノリン

コースレット

コルセット

さ行

サニタリーショーツ

サポートショーツ

シームレスインナー

シュミーズ

ショーツ

ステテコ

スポーツブラ

スリップ

スリーインワン

た行

タンクトップ

チューブトップ

Tバック

テディ

トランクス

は行

ファンデーション

フロントホックブラ

ブラトップ

ブラレット

ブリーフ

プランジブラ

ベビードール

ペチキュロット

ペチコート

ペチパンツ

ボクサーパンツ

ボディスーツ

ま行

マタニティーブラ

ら行

ランジェリー

あ行

アンダーウェア(underwear):インナー

アンダーウェアは「下着」を意味する英語で、身体に直接身につける衣服全般を指します。一般的にはトップスの「シャツ類」やボトムスの「ショーツ類」、女性用ブラジャー、男性用パンツなどが含まれます。デザインは着用者の性別や年齢、用途に応じて多種多様で、肌ざわりの良さや通気性、吸汗速乾などの機能性も重視されます。ベースレイヤーとして外着のシルエットを整える効果もあり、ファッションと密接に関わる存在です。現在では「機能性インナー」や「補整下着」などの専門カテゴリも含まれ、単なる肌着を超えた役割を担っています。

アンダースコート(underskirt):インナー

アンダースコートはスカートの下に着用するペチコート型のインナーで、透け防止やラインの補整、静電気防止を目的としたアイテムです。「アンダー=下に」「スコート=スカート」に由来し、英語圏でも同義で使われます。シンプルなAラインが主流で、丈はミニからロングまで幅広く展開。主にポリエステルやキュプラなど滑りの良い素材が用いられます。薄手で装飾のない実用型から、レースやフリルをあしらったエレガントなものまでデザインは様々です。透け感のあるスカートやドレスを着る際のマストアイテムとして、フォーマルシーンでも活躍します。

インナーシャツ(undershirt):インナー

インナーシャツは、ワイシャツやニットなどの下に着る肌着の一種で、汗や皮脂を吸収し、外衣への汚れ移りを防ぐ役割を果たします。特にメンズ用の肌着として広く普及しており、丸首・Vネック・タンク型などバリエーションも豊富です。肌ざわりの良いコットンや吸湿速乾素材が主流で、抗菌防臭や接触冷感などの機能を備えた製品も人気。下着の線が目立たないようなシームレス設計や、透けにくい色展開も特徴です。ビジネスシーンやオフィスカジュアルの定番アイテムであり、スタイリングの快適さを支える重要なベースアイテムです。

インナータンク(undertank):インナー

インナータンクは、ノースリーブ型の肌着で、シャツやカットソーの下に着用するインナーウェアの一種です。タンクトップ型のシンプルな形状で、肩や脇周りの動きを妨げないため、夏場やスポーツ時のアンダーウェアとしても最適です。吸汗速乾や抗菌防臭、冷感・保温など、季節に応じた機能性素材が使用されることが多く、近年では「機能性インナー」としてユニクロや無印良品などからも定番展開されています。レイヤードスタイルにも活用しやすく、Tシャツやブラウスのインナーとして通年使える汎用性の高い一着です。

ウエストニッパー(waist nipper):インナー

ウエストニッパーは、ウエスト部分を集中的に締め付け、くびれを強調する補整下着の一種です。「ニップ(nip)」は「つまむ・締める」の意味で、名前通りウエストラインに特化したコルセット型アイテムです。フロントホックやファスナー式で着脱しやすく、メッシュやストレッチ素材を使用して快適性と補整力のバランスを両立しています。ドレスやタイトな服を美しく着こなすためのインナーとして人気があり、ブライダルやフォーマルシーンでの着用も多いです。日常使いにも適した軽量タイプも登場しており、美容と健康の両面から注目されています。

Oバック(o-back thong):インナー

Oバックは、ヒップ部分が極端に露出したTバック型ショーツの一種で、背面の布地が丸く「O字」になることから名付けられています。セクシーなランジェリーとして位置づけられ、レースやシアー素材を使用したデザインが主流です。パンツスタイルやボディコンシャスな衣服でもラインが響かないという実用性もあり、美しいシルエット作りに貢献します。欧米では一般的な下着スタイルであり、日本でも近年はファッション感度の高い女性を中心に支持が拡大中。デザイン性と機能性を兼ね備えた現代的ランジェリーの代表格です。

か行

ガーター(garter):インナー

ガーター(Garter)インナー:付属(ランジェリー) ガーターはストッキングを太ももに固定するためのバンド状のアイテムで、主にランジェリーの装飾として用いられます。語源はフランス語の「jartière(ガルティエ)」に由来し、元々は機能性を備えた実用品でした。現在では装飾性が重視され、レースやサテン、リボンなどを使った華やかなデザインが主流です。主にガーターベルトに吊るす形で使用され、クラシックなセクシーランジェリーやブライダルインナーに欠かせないアイテムとして知られています。実用性よりも美しさやスタイル演出の意味合いが強く、特別なシーンでの装いに彩りを添えます。

ガードル(girdle):インナー

ガードルは下腹部やヒップ、太ももなどを締めて体型を整える補整用インナーで、「ギャザーする(締める)」という意味の英語 "gird" に由来します。ハイウエスト型、ショート丈、ロング丈など形状はさまざまで、ストレッチ素材で適度に締めつけながら、日常生活でも無理なく着用できる設計がされています。下腹部のぽっこりを抑えたり、ヒップラインを上げて見せたりと、ボディラインを美しく見せる効果があります。スカートやパンツスタイル時のシルエット補整に最適で、ファッション性と機能性を両立した定番ファンデーションアイテムです。

キャミソール(camisole):インナー

キャミソールは、細い肩ひも付きのノースリーブ型インナーで、フランス語の「カミソール(Chemisette)」が語源です。胸元から裾までを覆うシンプルな形状で、ベーシックなコットン素材のものから、シルクやサテン、レースを使用したエレガントなタイプまで、デザインは多様。夏場にはトップスとしても使えるほか、シャツやジャケットのインナーとしても重宝されます。透け防止や汗取りの目的で着用されることが多く、インナーとしての実用性に加えて、ランジェリー風のファッションアイテムとしても人気。ナイトウェアやリラックスウェアとしても定番です。

クリノリン(crinoline):インナー

クリノリンはスカートやドレスのシルエットを美しく保つための構造的インナーで、19世紀ヨーロッパで広く使用されました。語源はフランス語の「crin(馬のたてがみの毛)」+「lin(リネン)」から来ており、当初は馬毛とリネンで作られていました。現代ではプラスチック製やスチール製のワイヤー入りパニエなどが主流で、ドレスの下に着用してボリュームのあるAラインやベルラインを形成します。洋装だけでなく、和装の振袖や打掛用のシルエット補助としても使われることがあります。舞台衣装やブライダルでも活躍する、非日常的で華やかなインナーです。

コースレット(corselet)インナー

コースレットはバストからヒップまでを一体で包み込む補整下着で、「コルセット」と「ガードル」を組み合わせたような構造が特徴です。語源はフランス語で小さなコルセット「corselet(コルスレ)」に由来し、バストの持ち上げ・ウエストの引き締め・ヒップラインの補整など多機能性が魅力。ホック式やボディスーツ型などタイプも豊富で、体のラインを滑らかに整えます。特にドレスやフォーマルウェアを美しく着こなすためのインナーとして重宝され、ブライダルシーンでも定番。日常使い向けのソフトタイプもあり、美しい姿勢維持にも効果的です。

コルセット(corset):インナー

コルセットはウエストを強く締めて体型を補整する伝統的な補正下着で、語源はフランス語「cors(身体)」に由来します。元は貴族女性の礼装用として発展し、現代では補整目的のファンデーションやファッションアイテムとしても親しまれています。フロントのボーン(芯材)とバックの編み上げ式リボンでウエストを絞る構造が一般的で、バストアップやくびれ強調の効果が高いのが特長。ブライダルやドレススタイルに合わせるのはもちろん、レースアップディテールを活かして表に見せるファッション使いも人気。近年はソフトタイプの実用的な製品も多く登場しています。

さ行

サニタリーショーツ(sanitary Shorts):インナー

サニタリーショーツは、月経期間中に使用することを目的とした機能性インナーで、漏れ防止や衛生面に配慮された設計が特徴です。「サニタリー(衛生の)」という語が示す通り、ナプキンの装着に適した形状と、防水布や吸水加工を施したクロッチ部分が備わっています。体にフィットする立体裁断や、ナプキンのズレを防ぐホールド性の高いデザインが多く、近年では吸水型や抗菌防臭素材を使ったタイプも登場しています。学校や職場など外出時にも安心して過ごせるよう工夫されており、女性にとって必須のデイリーアイテムの一つです。

サポートショーツ(support shorts)インナー

サポートショーツは、ヒップや下腹部をしっかりと支えて美しいボディラインを演出する補整機能付きのショーツです。「サポート(支える)」の名の通り、ストレッチ性のある素材と切替構造によって、気になる部分を引き締めながら快適な着用感を実現します。ウエスト周りやヒップラインを整え、パンツやスカートのシルエットを美しく見せる効果があり、日常使いからフォーマルシーンまで幅広く活躍。ハイウエストタイプや骨盤サポート機能付き、着圧仕様などバリエーションも豊富で、年齢を問わず支持されています。ボディメイク志向の高まりとともに、注目される機能性インナーです。

シームレスインナー(seamless underwear):インナー

シームレスインナーは、縫い目を極力排除し、肌への当たりやラインの響きを防いだ機能性インナーです。「シームレス(継ぎ目のない)」という言葉通り、丸編みや接着技術を活用して無縫製またはフラットな仕上がりを実現しています。トップスやショーツ、ブラなど多様な形で展開され、アウターに響きにくいため、タイトな服装にも適しています。通気性・伸縮性に優れた素材が使われることが多く、長時間の着用でも快適。肌トラブルを避けたい敏感肌の方にも好評で、日常使いからスポーツ、旅行まで多用途に対応できる現代的なインナーです。

シュミーズ(chemise):インナー

シュミーズは、身体に沿うような形で着用するワンピース型のランジェリーで、ドレスやスカートの下に着用して滑りを良くし、衣服のラインを整える役割があります。語源はフランス語の「chemise(シャツ)」で、元は肌着の意味を持っていました。薄手のシルクやコットン、レースを用いたデザインが多く、エレガントなナイトウェアとしても人気です。現在ではペチコートやスリップと類似の役割を果たし、洋装はもちろん、浴衣や和装時に代用インナーとして使われることもあります。軽く肌触りの良い素材で、素肌との摩擦を防ぎ、衣服の傷みも軽減します。

ショーツ(briefs):インナー

ショーツは、腰からヒップを覆うベーシックな下着で、ボトムスインナーの代表格です。「briefs(短い)」の名の通り、短くシンプルな形状が特徴で、フルカバレッジからローライズ、ハイレグ、レース仕様など多様なスタイルが存在します。コットンやナイロンなどの吸湿・通気性に優れた素材が使われ、デイリー使いに適した快適性が魅力。用途や年齢、体型に応じた選択肢が豊富で、ランジェリーとしての装飾性を重視するタイプから、機能性重視のスポーツタイプまで幅広く展開されています。ファッションやライフスタイルに応じた“見えないおしゃれ”として、日々の必需品です。

ステテコ(steteco):インナー

ステテコは、膝丈程度のゆったりしたボトムス型インナーで、主にメンズ向けに用いられる和装用下着です。語源には諸説ありますが、落語家のステテコ踊りに由来するという俗説もあります。主に綿や麻などの涼感素材で作られ、肌との接触を減らし、汗の吸収・通気性に優れた構造が特徴。和装用の長襦袢や袴の下にはくほか、洋装時のルームウェアやインナーとしても定着しています。近年ではユニセックス化が進み、機能素材を用いた夏用インナーとして再評価されており、デザイン性のあるファッショナブルなステテコも登場しています。

スポーツブラ(sports Bra):インナー

スポーツブラは、運動時にバストの揺れや負担を軽減するために開発された機能性インナーです。ランニングやジャンプなどによるバストの上下動を抑え、クーパー靱帯へのダメージを防ぐことで、形崩れや痛みを予防します。通気性・速乾性に優れた素材や、立体成型カップ、伸縮性の高いバンドやストラップなど、動きやすさとサポート力を兼ね備えた設計が特徴です。軽いフィットネス向けのライトサポートから、本格的なアスリート仕様のハイサポートまで多彩に展開。日常のカジュアルトップスとして着用されることもあり、近年はデザイン性も重視されるようになっています。

スリップ(slip):インナー

スリップは、ドレスやスカートなどのインナーとして着用される、ワンピース型のランジェリーです。語源は「滑る」を意味する英語 “slip” で、衣服のすべりを良くし、摩擦や静電気を軽減することが主な役割です。軽量でなめらかな素材が使われ、ボディラインを整える効果もあり、透け防止や着崩れ防止にも活躍。ストラップ付きのキャミソール型や、カップ付きタイプなどバリエーションも豊富です。洋装はもちろん、浴衣や和装の下に代用インナーとして用いられることもあり、汎用性の高いインナーウェアとして長年親しまれています。装飾のあるデザインは、ナイトウェアやルームウェアとしても人気です。

スリーインワン(three-in-One):インナー

スリーインワンは、ブラジャー、ウエストニッパー、ガードルの機能を一体化した補整下着で、女性の体型を美しく整えるファンデーションアイテムです。その名の通り「3つの役割が1つに」なっており、ウエストのくびれ、バストのリフトアップ、ヒップのシェイプといった効果を一着で実現します。ボディスーツに似た構造で、着脱は後ろホックやサイドファスナーで行うものが一般的。ブライダルインナーやフォーマルシーンでの着用が多く、ドレスのラインを崩さず、姿勢補整にも寄与します。高機能かつエレガントなデザインが多く、特別な日に自信を与えるインナーとして支持されています。

た行

タンクトップ(tank top):インナー

タンクトップは、肩部分にストラップがあり袖のないノースリーブ型のインナーで、名称は水泳競技用のタンクスーツから派生しています。メンズの肌着として広く普及しており、薄手の綿素材や吸湿速乾性に優れた機能素材などが使用されます。シャツやTシャツの下に着用することで、汗の吸収・透け防止・着心地の向上といった効果を発揮します。近年では、女性向けにもスポーツやカジュアル用途で着用されることが増え、シルエットや素材のバリエーションも多様に展開されています。下着としてだけでなく、トップス単体としても活躍する汎用性の高いアイテムです。

チューブトップ(tube top):インナー

チューブトップは、肩紐や袖のない筒状のトップスで、バストラインを覆うように着用するインナーアイテムです。英語の「tube(筒)」に由来し、体にぴったりとフィットするのが特徴。背中や肩まわりを露出させたいファッションと相性がよく、ベアトップドレスやオフショルダーのインナーとして用いられます。シンプルなストレッチ素材のものから、カップ付きやレース装飾のあるランジェリー風のものまで多彩に展開されています。ストラップレスであるためずり落ちにくい設計が求められ、シリコンゴムなどの工夫がされているものもあります。ファッション性と実用性を兼ね備えたトップスです。

Tバック(thong / t-back):インナー

Tバックは、後ろ側が細いストリング状になったショーツの一種で、臀部が大きく露出するのが特徴です。名称は後ろ姿がアルファベットの「T」の形に見えることに由来しています。アウターへのラインの響きを防ぐため、タイトなボトムスやドレスの下に着用されることが多く、シームレス仕様やレース素材のものなどデザインも豊富です。セクシーなランジェリーとしての要素も強く、視覚的な美しさや装飾性も重視されます。一方で、好みや体型により着心地の評価は分かれますが、現代では日常的な選択肢の一つとして浸透しています。実用性と官能性を併せ持つインナーです。

テディ(teddy):インナー

テディは、キャミソールとショーツが一体化したようなワンピース型ランジェリーで、全身を優雅に包み込むシルエットが特徴です。名称はアメリカで親しまれていた「テディベア」のように可愛らしく抱きしめたくなるという意味合いから名付けられました。レースやシフォン、サテンなどの繊細で透け感のある素材が使われることが多く、背中や脚を美しく見せるデザインが多彩に展開されています。主にルームウェアやナイトウェアとして使用され、セクシーさと可憐さを兼ね備えた演出が可能です。近年ではボディスーツとしてアウターに合わせるスタイリングも注目されています。

トランクス(trunks)インナー

トランクスは、ゆとりあるシルエットと通気性に優れた構造を持つ男性用の下着で、主に綿素材など肌に優しい生地が使用されます。名称は水泳用ショートパンツ「swimming trunks」に由来し、1930年代以降、アメリカを中心に普及しました。ゴムウエストと前開き(ボタン付きやボタンなし)が一般的で、締め付け感が少なくリラックスした履き心地が特徴です。ボクサー型やブリーフ型と比べて動きに合わせて生地が揺れるため、好みが分かれることもありますが、日常使いから就寝時のインナーまで幅広く支持されています。柄やカラー展開も豊富で、プレゼントとして選ばれることも多いアイテムです。

は行

ファンデーション(foundation garment):インナー

ファンデーションとは、体のラインを整えるために着用する補正下着の総称で、ボディスーツやガードル、コルセット、ウエストニッパーなどが含まれます。英語の「foundation(基礎・土台)」の通り、衣服の下に着ることで美しいシルエットを作り、洋服の着こなしを格上げする役割を果たします。伸縮性とホールド力に優れた素材が使われ、部分的な引き締めや姿勢のサポートを目的に設計されています。ブライダルやフォーマルな装いの場面では特に重宝されますが、近年は日常使いできる軽い着圧設計のものも増えています。機能性と快適性を兼ね備えた、美しさを支える縁の下の力持ち的存在です。

フロントホックブラ(front hook bra):インナー

フロントホックブラは、前中心に留め具(ホック)が付いたブラジャーで、着脱のしやすさが最大の特長です。背中に手を回すことなく着用できるため、腕の可動域が制限される高齢者や妊産婦、肩や背中の不調を持つ方にも適しています。また、前面が開くことでフィット感を調整しやすく、胸の形を整える効果もあります。デザインはスポーティなものからレース使いの華やかなものまで多彩で、ワイヤー入り・ノンワイヤーどちらも存在します。機能性に優れるだけでなく、日常からリラックスシーンまで幅広く対応できる実用的なアイテムです。

ブラトップ(bra top):インナー

ブラトップは、ブラジャーとキャミソールやタンクトップが一体化したインナーで、カップ付きトップスとも呼ばれます。面倒な重ね着が不要で、これ一枚でバストサポートと肌着としての役割を果たすため、特に夏場の軽装やリラックスウェアとして人気があります。スポーティなデザインからフェミニンなレース仕様まで展開され、部屋着やヨガなどの軽い運動時にも適しています。伸縮性が高く快適な着心地を追求した素材が使われることが多く、日常使いに特化した実用性が魅力です。ワイヤーレスで締め付けが少なく、バストの自然な形をキープしつつ、動きやすさを重視した設計となっています。

ブラレット(bralette):インナー

ブラレットは、ワイヤーやパッドを省いた軽やかな着け心地が魅力のブラジャータイプで、ランジェリーとしても注目されるアイテムです。英語の“bra”と“lette(小さな)”を組み合わせた造語で、構造はシンプルながら、レースやメッシュなどを使ったデザイン性の高いモデルが多く登場しています。ナチュラルなシルエットを好む人に支持され、ストレスフリーな着用感が魅力。肩や背中が美しく見えるデザインのため、アウターからあえて見せるコーディネートにも用いられます。普段使いはもちろん、就寝時のナイトブラ代わりとしても使えるなど、汎用性の高さもポイントです。

ブリーフ(briefs):インナー

ブリーフは、脚部分が短くフィット感の高い下着で、男性用インナーとして最もベーシックな形のひとつです。名称は英語の「brief(簡潔な・短い)」に由来し、1920年代にアメリカで登場して以来、世界中に広まりました。腰から臀部、股間をしっかりと包み込む構造で、ずれにくく動きやすいのが特徴です。スポーツ時のサポートや日常使いに向いており、吸湿速乾素材や立体構造を取り入れた高機能モデルも展開されています。レディース用も存在し、シンプルなボクサータイプやローライズデザインなど多彩に進化しています。締め付けとサポートを重視する人に適したアイテムです。

プランジブラ(plunge bra):インナー

プランジブラは、前中心(カップの間)が大きくV字に開いたブラジャーで、胸元が深く開いたトップスやドレスを着用する際に適したインナーです。英語の「plunge」は「飛び込む・急落する」という意味を持ち、まさに谷間を大胆に見せるデザインが特徴です。中心部のカッティングが深いため、バストを寄せて持ち上げる効果があり、グラマラスな印象を演出します。ワイヤー入りでしっかり支えるタイプが主流ですが、ナチュラルなシルエットを求めるノンワイヤー仕様も展開されています。イブニングドレスやカクテルドレス、胸元が大きく開いたカットソーなどとの相性が良く、特別な日の着こなしに欠かせない一着です。

ベビードール(babydoll):インナー

ベビードールは、胸下で切り替えられたフレアシルエットのナイトランジェリーで、その名称は1950年代のアメリカ映画で登場したキャラクター「ベビードール」に由来しています。軽やかで透け感のある素材が用いられ、レースやリボンなどの装飾をあしらった可愛らしくセクシーなデザインが多いのが特徴です。下着でありながらミニワンピース風の見た目で、ルームウェアや就寝時のナイトウェアとしても使われます。下にショーツを組み合わせるスタイルが一般的で、セット販売されることもあります。機能性よりも見た目の美しさや気分の高揚を重視するアイテムで、自分へのご褒美や特別な夜の演出にぴったりです。

ペチキュロット(petticoat culottes):インナー

ペチキュロットは、スカート風に見えるキュロットタイプのペチコートで、スカートの下に着用するインナーです。名称は「ペチコート(裾除け)」と「キュロット(半ズボン型スカート)」を組み合わせたもので、見た目はスカートながらパンツ構造になっているため、足さばきが良く、裾のめくれや透け感を防ぐのに適しています。柔らかなポリエステルやキュプラ素材で作られ、静電気防止加工が施されているものもあります。プリーツスカートやフレアスカートなどボリュームのあるボトムスに合わせると、滑りが良く快適な着用感が得られます。特に春夏シーズンや風の強い日などに活躍する、安心感のあるインナーアイテムです。

ペチコート(Petticoat):インナー

ペチコートは、スカートやワンピースの下に着用する裾除けインナーで、透け防止や静電気対策、シルエットの補正などに役立ちます。名称はフランス語の「petit(小さな)」と英語の「coat(上着)」が語源で、中世ヨーロッパの衣装文化に由来します。素材は薄手のポリエステルやキュプラが主流で、足さばきの良いストレートタイプや広がりを抑えるタイトタイプなどがあります。丈もミニからロングまでバリエーションが豊富です。また、和装の裾除け代わりとして着用されることもあり、着物や浴衣の下にも応用可能です。肌触りの良さや滑りの良さが選定のポイントとなり、オールシーズン重宝されるアイテムです。

ペチパンツ(pettipants):インナー

ペチパンツは、ショーツとペチコートの機能を兼ね備えた短パン型のインナーで、スカートの下に履いて、透け防止や擦れ防止を目的としたアイテムです。ペチコートと同じく、ポリエステルやキュプラなどの滑りの良い素材で作られ、丈は太もも中間〜膝上程度が一般的です。フレア感のあるデザインも多く、外から見えても違和感が少ない点も魅力。座った時や風が吹いた際の安心感があり、制服やオフィス用スカートを履く際に重宝されます。また、肌が敏感な人にとっては太もも同士の擦れ防止や汗対策にも効果的。インナーとしての機能性を重視しつつ、快適性を追求したアイテムです。

ボクサーパンツ(boxer briefs):インナー

ボクサーパンツは、フィット感と動きやすさを兼ね備えた男性用下着で、ショーツ型とブリーフ型の中間のような形状です。名称はボクシングパンツに似た見た目に由来し、太もも中ほどまでの丈が特徴です。身体にフィットするストレッチ素材が使われ、スポーツや日常使いに最適。デザインや色柄のバリエーションも豊富で、近年は女性用の「レディースボクサー」も人気です。ブリーフよりもカジュアルでありながら、トランクスよりもサポート力があり、あらゆる世代に支持されています。吸湿速乾性や抗菌防臭機能などのテクニカル素材を使用した機能性タイプも登場し、下着選びの新定番として確固たる地位を築いています。

ボディスーツ(bodysuit):インナー

ボディスーツは、トップスとショーツが一体化した補正インナーで、体全体を包み込むようにしてラインを整えるアイテムです。下半身からバストまでを一枚でカバーし、姿勢を正しく保ちながらバストアップやウエスト引き締め、ヒップアップ効果が期待できます。ワイヤーやパッド、ボーン入りのものもあり、目的に応じた補正力を選べます。股下にはスナップボタンが付いており、着脱しやすい設計です。結婚式やパーティーなどドレスアップ時に多く使われるほか、日常的に美しい姿勢やボディラインを意識する人にも支持されています。下着としての機能に加え、ファッションアイテムとして着用されることもあります。

ま行

マタニティーブラ(maternity bra):インナー

マタニティーブラは、妊娠中および授乳期の女性の身体変化に対応するために設計された専用のブラジャーです。名称の「マタニティー(maternity)」は英語で「母性」や「妊婦期」を意味し、妊娠期の快適性と機能性を追求したことが名称に反映されています。デザインの特徴として、ワイヤーなしまたはソフトワイヤーで締め付けを抑えた設計や、ストラップやカップ部分が簡単に外せる授乳対応仕様が挙げられます。また、アンダー部分には幅広のゴムや調整可能なフックを採用し、胸のサイズ変化に柔軟に対応します。使用シーンは妊娠初期から産後までと幅広く、日常生活や就寝時にも適した設計になっています。肌当たりのやさしい素材や抗菌・吸湿機能を備えた製品も多く、ママと赤ちゃんの両方に配慮したアイテムです。

ら行

ランジェリー(lingerie):インナー

ランジェリーは、女性の下着を指す総称で、特に装飾性が高く、デザイン性に富んだ下着を指します。フランス語の「lingerie」が語源で、もともとは「洗濯物」を意味しましたが、次第に「下着」という意味に転じ、現在では美しさと機能性を兼ね備えた上質な下着として認識されています。ランジェリーはその名の通り、レースやサテン、シルクなど高級感のある素材で作られ、しばしばセクシーさや女性らしさを強調するデザインが特徴です。ブラジャー、ショーツ、ガーター、スリップなどが含まれ、装飾性だけでなく、着心地にもこだわりが見られます。特別な日の装いとしてはもちろん、日常的に気分を高めるために着用する人も多く、個々のアイテムがセットになって販売されることが一般的です。また、ランジェリーはプレゼントとしても人気があり、女性らしい美しいラインを引き立てる重要なファッションアイテムです。

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